今回は、子育てに関する社会のサポートについて書こうと思います。こちらの政府の支援、特に金銭面について紹介したいと思います。前回、オーストラリアの子育てに関する医療について触れました。妊娠・出産においては、メディケアによって医療はほとんどが無料になります。もちろん、出産の際の入院費用は、無料です。
オーストラリアでは2004年から、子どもを一人産むごとにその母親に対して、政府からお金が支払われるようになりました。加入している保険からお金が支払われる日本の出産一時金の制度とは全く異なるもので、オーストラリア政府が少子化対策の一環として行っているものです。
私が娘を出産した2005年には3000ドル、日本円にして約27万円ほどでした。一人目の子どもには、ベッドや乳母車など、色々とそろえるものがあるので本当に助かりました。2008年までには、一人当たり5000ドル(日本円にして45万円ほど)にまで、なるそうです。
次は出産後の援助の紹介をしましょう。
こちらでは、2週間ごとに政府から扶養手当が支払われるようになっています。16歳までの子どもが対象になっています。扶養手当にはAとBの2種類があり、Aは子どものいるすべての家庭に、Bは両親が共働きではない家庭に対して支払われます。世帯主の収入によって支払額は異なりますが、1回の支払額は日本円で2,3万円ほどになるのが平均のようです。それが2週間ごとありますので、かなりの額が子どものいる家庭に対して支払われています。
私たちは、これを貯金し今後の教育資金にしようと思っています。
このほかにも、私は利用していませんが、デイケアセンターに子どもを預けた場合の保育費の補助、子どもが4人以上いる場合や、三つ子以上の多産子、借家の低収入家庭に対しての金銭面での補助があります。
ユニークなものに、予防接種手当というものがあります。これは、1歳半から2歳になるまでの間に政府の推奨する予防接種を日程どおり受けていれば、手当が支給されるというもので、金額は216ドルです。
何かとお金のかかる子育てなので、政府から金銭面の援助があるのはとても助かっています。
文/ベネット喜久美さん






今回は、私がオーストラリアで経験した出産の体験談です。

