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2006年10月23日

子育てに関する社会のサポート

kangaru.jpg今回は、子育てに関する社会のサポートについて書こうと思います。こちらの政府の支援、特に金銭面について紹介したいと思います。

前回、オーストラリアの子育てに関する医療について触れました。妊娠・出産においては、メディケアによって医療はほとんどが無料になります。もちろん、出産の際の入院費用は、無料です。

 オーストラリアでは2004年から、子どもを一人産むごとにその母親に対して、政府からお金が支払われるようになりました。加入している保険からお金が支払われる日本の出産一時金の制度とは全く異なるもので、オーストラリア政府が少子化対策の一環として行っているものです。
 私が娘を出産した2005年には3000ドル、日本円にして約27万円ほどでした。一人目の子どもには、ベッドや乳母車など、色々とそろえるものがあるので本当に助かりました。2008年までには、一人当たり5000ドル(日本円にして45万円ほど)にまで、なるそうです。

 次は出産後の援助の紹介をしましょう。
 こちらでは、2週間ごとに政府から扶養手当が支払われるようになっています。16歳までの子どもが対象になっています。扶養手当にはAとBの2種類があり、Aは子どものいるすべての家庭に、Bは両親が共働きではない家庭に対して支払われます。世帯主の収入によって支払額は異なりますが、1回の支払額は日本円で2,3万円ほどになるのが平均のようです。それが2週間ごとありますので、かなりの額が子どものいる家庭に対して支払われています。
 私たちは、これを貯金し今後の教育資金にしようと思っています。
 
 このほかにも、私は利用していませんが、デイケアセンターに子どもを預けた場合の保育費の補助、子どもが4人以上いる場合や、三つ子以上の多産子、借家の低収入家庭に対しての金銭面での補助があります。

 ユニークなものに、予防接種手当というものがあります。これは、1歳半から2歳になるまでの間に政府の推奨する予防接種を日程どおり受けていれば、手当が支給されるというもので、金額は216ドルです。

 何かとお金のかかる子育てなので、政府から金銭面の援助があるのはとても助かっています。
posted by ぴっぴ at 08:59| Comment(0) | オーストラリア

2006年09月02日

実際の出産体験

mama.jpg今回は、私がオーストラリアで経験した出産の体験談です。

立会いは、妊婦が信頼している人(夫・友人・母親など)なら誰でもよく、二人まで立ち会うことが出来ます。私は、最初から最後まで夫に立ち会ってもらいました。
痛みは、笑気ガスを使うことを決めておきました。
それと、夫のマッサージで乗り越えました。陣痛の間は「痛い!痛い!」と日本語でずっと言っていたので、夫も日本語で「痛い」の意味が分かるようになりました。

夜11時に破水して、翌日の午後3時に産まれました。産まれて「疲れた・・・」と思っていると、30分くらいで助産師にシャワーを浴びるように言われました。言われるがままにシャワーを浴びてから、ゆっくりしている間もなく次は授乳するように言われます。出産後1時間ほどで母乳などスムースに出るはずもないのですが、疲れてボーっとしながらも授乳する格好などをしていました。
その後、産科病棟に移りました。4人の相部屋で母子同室でした。オーストラリアらしいな、と思ったのは、相部屋の産婦の人種が様々なことでした。私の向かいは6人目の出産の白系のオーストラリア人・横はとっても大きなマウイ・斜め前は帝王切開をした中国人でした。なので、面会に来る家族の言葉も様々でした。そしてもちろん、病院のスタッフの人種も様々です。中国人、フィンランド人、シンガポール人などなど。

入院は、普通分娩で母子共に異常がなければ2,3日が一般的なようです。私は2日で退院しました。娘の体重が小さかったので、助産師の家庭訪問を受けることになりました。うれしかったのは、病院で私を担当してくれた助産師のうちの一人が訪問してくれた、ことでした。現場で働いていて、娘の状態を見ていてくれた人が来てくれて「大丈夫ですね」と言ってくれたことは大きな安心につながりました。

産後の指導では、体をよく動かすように言われました。生まれてすぐの赤ちゃんも一緒に、好きなだけ外に散歩に行ってもいいと言われたときには随分驚きましたが、結局私たち家族も生後5日でショッピングに行っていました。確かにこちらでは、ショッピングセンターで新生児を見ることは稀ではありません。
夫は、2週間の休みを取りました。妻の出産に際して、2週間ほどの休みを取り家事などをすることは普通のことのようです。とても助かりました。

次回は、子育てに関する社会のサポートについて書こうと思います。
posted by ぴっぴ at 10:30| Comment(1) | オーストラリア

2006年08月17日

オーストラリアの妊娠・出産に関する医療

og.jpgはじめまして。オーストラリア在住のベネット喜久美といいます。浜松市では、保健師として働いていました。縁があって今の主人と結婚し、オーストラリアに住むことになりました。住んでいると、日本とのいろいろな違いが見えてきます。ここでは、私が実際に体験したことを基に、様々な違いを皆さんにお伝えできれば、と思っています。
現在は、主人・1歳6ヶ月になる娘と3人でブリスベンで暮らしています。


オーストラリアでは、市民権・永住権を持っている人はMedicareというものに加入しています。Medicareでは、公立病院であれば無料・または低料金で医療を受けることが出来ます。
オーストラリアでは街中に○○内科・○○耳鼻科といったような個人の専門医院がありません。もちろん、個人の産婦人科もありません。そこで、私たちは健康に問題があると,GPといって、内科・小児科・婦人科などすべての分野の診察を行う一般開業医のところに行きます。必要であれば、GPが専門医に紹介状を書いてくれて、専門医のいる病院(日本の総合病院のようなところ)にいくことになります。

妊娠の際も、GPに受診します。定期健診では、血圧・体重・浮腫の有無などを毎回診てもらいます。しかし、血液検査・エコー検査はGPのところではなく、Pathologyといって、検査所に自分で予約していくことになります。受診と検査が別の場所で行われるのには、初めは随分面倒くさいと思い、日本の産婦人科の様に一箇所でやってくれたらいいのに・・と思っていました。特に異常がない限り、エコー検査は19週頃に1回のみです。

またGPでは、どこの病院で出産したいかを決め、医師が病院の予約を取ってくれます。そこで、初めて大きな病院にいくことになります。病院ではまず、助産師との面談があり、両親学級などの情報をもらいます。両親学級を受けて強く印象に残ったのは、夫婦で「どのような出産にしたいか」話し合い、決めておくということでした。特に、痛みをどう乗り越えるか、ということに時間を使っていました。例えば、
助産師「あなたは普段、どのような方法でリラックスしていますか?」
妊婦「音楽を聞きます。」
助産師「では、出産のときは病院にCDを持ってきてね」

他にも、アロマテラピー・雑誌・お気に入りの枕・お風呂・・などが出ましたがすべての物に助産師はOKだしていました。そして、「では陣痛と陣痛の間は、どうやってリラックスしたいですか?」という質問をしました。そして、薬で痛みを和らげることができますよ、という話題になりました。

笑気ガス、腰椎麻酔などの薬が紹介されました。それぞれの薬について使用するタイミング・効果と副作用を話し合い、それを助産師がまとめてくれます。そして、そのクラスの最後には、自分はどのような方法を用いてリラックスしたいか、どの薬を使いたいか、使いたくないかを紙に書くようにいわれます。このクラスを受講して感じたのは、「出産は自分達で決める。」ということでした。
posted by ぴっぴ at 11:02| Comment(2) | オーストラリア

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